ブログ|社会福祉協議会について|社会福祉法人 中城村社会福祉協議会は村民が住みやすい地域づくりのために地域福祉活動を進める団体です。

寄贈農産物を活用した支え合いの形

2022.03.31

●コロナ禍に地域がつながるプロジェクト「つな弁」(弁当でつながる)
 外出控えが続き、これまであった地域とのつながりが薄くなりつつある中、訪問を通してつながりを再確認することを目的に、民生委員の皆さんが普段から関りのある地域の方へ、農家さんから寄贈のあった野菜を組み合わせて調理したお弁当を届けようと、関係者が一致団結してプロジェクトを立ち上げました。
 3年連続じゃがいもを寄贈したのは津覇で農業を営む津波古和也さん、また産業振興課からは島ニンジンなどの提供があり、地域農家さんからも多くの野菜の寄贈がありました。そして、調理を担当したのは社会福祉法人いなほ会、お弁当を地域に届けるのは民生委員の皆さん、その調整を中城村社協が行い3月14日の月曜日に吉の浦会館で出発式を行いました。
 これまでは寄贈のあった野菜を単品で地域にお届けしていましたが、今回は様々な野菜の寄贈が同じタイミングであったことと、津波古さんの「じゃがいもを活用して取り組みができないか」という一声で、アイディアを出し合っての運びとなりました。
 浜田京介村長は「助け合いたいという思いが人を幸せにする」と、きっかけが周囲を動かしたプロジェクトの立ち上げに、お礼を述べられ、比嘉盛行社協会長は「この手法を活かして社会的孤立の解消などを図りたい」と、関係者が一丸となって取り組んでいくことを表明しました。
 いなほ会で調理されたカレーライスや豚汁、島ニンジンカステラなどは6日間限定で地域に届けられ、温かいうちにすぐに食べることが出来ると喜ばれました。お互いを思いやる優しい心と、真心こめて作られたお弁当がつないでくれた取り組みが、地域の支え合いと絆を実感する機会となりました。
 
     

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