●伊集『伊集姫つばき会』、奉仕作業ですっきり!
村老人クラブは、輪番制で二か月に一度、老人福祉センターの草刈り作業を行っています。今回は伊集老人クラブのみなさんが午前中の約2時間、慰霊の塔周辺の草刈りを中心に汗を流しました。大変、お疲れ様でした。ありがとうございます。そういえば、老人クラブの皆さんと一緒に奉仕作業をするときに必ず思い出す教訓があるんです。それは、ある日の朝の清掃中に局長との会話から…
局長:「私たちはこの施設を大事に使わないといけなんだよ」職員:「そうですね、社協の事務局として窓口を置かせてもらっていますからね」
局長:「いや、それだけじゃないんだよ。この施設がどのようにして建てられたのかってことを知るとね、大事にしないとって。」職員:「ぜひ、私も知りたいです。お話してもらえませんか」
局長:「昭和51年、世の中では老人の健康増進、学習、レクリエーションなどの活動が盛んに行われはじめてきて、老人社会に対する施策も徐々に取り入れはじめられた頃のこと。各地には、総合的な社会福祉センターは設置されていたんだけど、老人福祉センターの設置は那覇市と名護市の2か所だけ。その頃から老人会の活動も活発になってきて、活動の拠点を確保しようと機運も高まった中、充実した老人福祉を展開しようと老人クラブ会の会長や、村長が何度も県に足を運んで必要性や想いを訴え続けてきた結果、国と県から補助をうけて建築する運びとなったんだよ。町村では県下初の老人福祉センターね。」職員:「当初の新聞や写真など、また局長のお話から先人の想いがよくわかりました。時代に左右されない普遍的な想いを受け継いで、ここで多くの出会いや学びができることに感謝したいです。古い建物ですが、想いがいっぱい詰まったこの施設、いつまでも大事にしていきたいですね。」
そんな会話を思い出して、大切な想いをリレーできる一員でいられることに誇りを持って取り組んだ今日の奉仕作業でした。