ブログ|社会福祉協議会について|社会福祉法人 中城村社会福祉協議会は村民が住みやすい地域づくりのために地域福祉活動を進める団体です。

車いす体験授業

2021.02.26

・中城小学校 福祉体験学習
 ボランティア活動推進校の中城小学校では、2月25日(木)に4年生65人の児童の皆さんを対象に福祉体験学習が行われました。那覇市身体障害者福祉協会の「横田清」さんを講師にお招きして、車いすで生活を送る当事者の立場から①福祉ってなんだろう②ボランティアとは?③障害者の話の内容で、講話をして頂き車いすを使った体験をしました。
 横田さんは30代の頃、就労中に重たい荷物の下敷きになったことで脊髄を損傷し車いすでの生活が始まったそうです。その後リハビリを経て、家族や周囲の協力を得ながら様々な工夫をして日常生活を楽しく過ごしていると、お話していました。「邪魔なものを取り除いて動きやすくする環境のことを『バリアフリー』と言って、福祉の心からきていてとても助かっています。でも、身障者専用の駐車場にそうでない人が車を停めてしまうとせっかくのバリアフリーに、心のバリア・気持ちのバリアが加わって、とても生活がし辛くなります」と話し、全てをバリアフリーの世の中にすることはできないので、皆さんのお手伝いがあってこそ、誰もが幸せに暮らせる社会を作っていけるのだと、体験を交えてお話しをされていました。
 また、車いす体験では使用する際の注意事項や、お手伝いをする際の声の掛け方を教わり、最後に横田さんの日常生活の様子がまとめられたDVDを見て、障害福祉について学びを深める機会となったようでした。
 体験学習が終わりお見送りの際に、車いすから自家用車に移乗するところや、車内の手動装置などを使用して車を運転しているという横田さんに「歩ける人と同じように生活ができるからすごい」と、児童から声があがっていました。「工夫や練習次第で、ある程度はなんでもできるよ。できないことはみんなに助けてもらおう!」と、横田さんがメッセージを送っていました。


   

  

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