ブログ|社会福祉協議会について|社会福祉法人 中城村社会福祉協議会は村民が住みやすい地域づくりのために地域福祉活動を進める団体です。

小学校で福祉講話

2019.11.07

●津覇小学校 福祉について学ぶ

   

   

 今日は、村社協指定のボランティア活動推進校の活動を紹介します。

津覇小学校は11/7(木)に4年生を対象として、普段車いすで生活をされている「横田清」さんを招いて福祉体験・学習を講話行いました。
 横田さんは30代の頃、作業中に重たい荷物の下敷きになったことで、脊髄を損傷し障がい者になったと、話していました。そこからリハビリを経て車いすの生活が始まり、現在は福祉の専門学校で講師を務めながら沖縄福祉教育研究会で福祉体験講話などを行い、障がいについて、福祉についての理解を広めるための活動をなさっているそうです。

 福祉講話では、障がい者の生活の様子や、支えるボランティアについてのお話です。
横田さん:「目が見えない人でも普通の人のように月見はするんだよ。」
児童:「え~?!」
横田さん:「月がどれぐらいまで上がっていて、どれくらい丸くて、どのような色をしているんだよ、と言葉で教えてあげると、想像ができるからみんなで月見を楽しめるんだよ」
児童:「なるほど~」
と、視覚障がい者への声のかけ方などを具体的に話して下さいました。
 
車いすの体験では、特徴や使い方、押し方、乗り方などの説明を受け、3人1組となり協力して車いすを押す手伝いをしました。
「私に任せて!ではなく、乗っている人が希望するように押してあげるんだよ。段差をのぼるよ、とか右に曲がるよなど行動を伝えると、乗っている人も安心するよ。」と、互いの信頼関係を育みながら、体験をさせる横田さんでした。

 リハビリを兼ねて始めたアーチェリーでは、一般の部で沖縄県代表として国体にも出場するほど上達したそうです。
今は、庭に実った果実を見ながら秋の気配を感じる時間がしあわせだと、笑顔で話す横田さん。
旅行も好きだし、食べるのも好き、スポーツもできるよと、体の不自由を感じさせない横田さん。
「福祉とは」自分一人だけで幸せになるのは難しい…どのように協力してやっていくのかなど、横田さんと過ごしたひと時に感じたことや、学んだことをこれからの学校生活に活かしてほしいと願っています。




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